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集会報告 Feed

2019年9月 2日 (月)

日教組東北ブロックカリキュラム編成講座

8月24・25日 会場:宮城県松島

 恒例のカリキュラム編成講座が今年は宮城県松島町ホテル新富亭で開催されました。東京学芸大学の大森直樹先生の講演,そして8分科会で熱い議論が交わされました。宮城ネットからは3名の会員が参加しました。

避難者受入教育の重要性

 講演会は学芸大学の大森直樹先生。先生は3.11後の被災地の教育実践を研究している教育学者です。特に日教組全国教研で発表された被災地でのレポートを詳細に分析し,教職員たちが子どもたちにどのよういに寄り添って日々の教育実践を行っているか,詳細なテキストの読み取りと現地の参与観察によって明らかにしようとしています。

 その中で先生は,「受け入れ教育」という分類を明らかにしました。これは原発事故のため他県に避難した子どもたちを受け入れている学校での教育実践です。原発避難者に対するいじめ事案などが報告されている中、「受け入れ教育」の実践から学ぶことは重要です。この分野での実践交流が進むこと、そしてこういった仕事は日教組しかできないのではないかと感じました。

宮城の定員内不合格に他県から疑問の声

 中高接続の分科会では定員内不合格の問題が話し合われました。岩手では「どのような子でも面倒をみる」という共通理解のもと,定員割れのため全員を合格として,そして25%の生徒が国公立大学に進学している高校の報告がありました。山形も定員内不合格を出さないとりくみが報告された一方、宮城県の定員内不合格者の多さに参加者からは多くの疑問が出されました。

高校の授業実践分科会も実施

 高校の授業実践の分科会では宮城ネット会員からも,元号問題を絡めた万葉集の授業実践を発表しました。
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2014年9月27日 (土)

9月4日、日比谷野音で開催された「戦争をさせない・9条を壊すな!総がかり行動」に参加してきました。

 この集会に先立ち、参議院議員会館で「憲法違反の閣議決定を撤回させよう!辺野古への基地建設を許さないぞ!戦争をさせない1000人委員会9,4院内集会」が300人参加して開催されました。高良鉄美さん(琉球大学教授)から「集団的自衛権と沖縄」と題して講演を受けました。辺野古新基地建設に反対する沖縄県民とどう連帯して闘っていくかが問われています。
 日比谷野音には早めに到着したものの、すでに席の大半は埋まっており、会場に入れない人を含め5500人が結集しました。

 集会は主催者を代表して山口二郎さん(法政大)のあいさつで始まりました。山口さんは「潮目ははっきりと変わってきている。世論をじわじわと変えていくことが安倍政権への闘い方だ」と述べ、会場は最初から集団的自衛権行使容認に閣議決定をゆるさず関連法案の成立を絶対阻止するという一体感に満ちあふれた熱気ある集会になりました。

 トップはギターを抱えた小室等さん。「道を一つにする動きが強まる中で、たくさんの道を残しておきたい」と述べ、「道」という歌をうたいました。

 スピーチはまず雨宮処凛さん。「戦争は貧乏人を大量に必要とする。雇用が破壊された状況で集団的自衛権の問題が出てきたことを不気味に感じている」と貧困と徴兵制の問題を指摘しました。

 次いで司会も務めている神田香織さんがなかしに礼さんの詩を朗読した。「2014年7月1日火曜日 集団的自衛権が閣議決定された この日、日本の誇るべき たった一つの宝物 平和憲法が粉砕された つまり君たち若者まで圧殺されたのである・・・」

 落合恵子さんは「(辺野古の海で)反対する市民に向けられているのは機関砲だ。何が国民の生命と安全を守るだと。彼らのやっていることこそ民主主義に対するテロリズムだ」とさらに怒りを爆発させました。

 沖縄からは高良鉄美さんが憲法手帳を手にしながら沖縄の現状を報告しました。彫刻家の金城実さんも元気で、チビチリガマの惨状や対馬丸の悲劇の例をあげて「軍隊は決して住民を守らない」と声を大きくして訴えました。

 ジャーナリストの志葉玲さんはガザの虐殺に関して「一番悪いのは日本を含む国際社会だ。9条を持つ日本が世界に向かって平和を拡げていかなくてはならない」と力強く訴えました。

 集会は民主、共産、社民、生活の各党から連帯のあいさつを受け、銀座・東京駅方面にデモを行いました。林立する旗やのぼりから政党や労働組合だけではなく、様々な市民運動も多く参加していることがわかりました。

 多くの発言者が言っていたように潮目は変わってきています。まさに闘いはこれからです。地域の運動を積み重ねて、11月11日、再び日比谷に集まりましょう。

1000人委員会ニュースはこちらからダウンロードできます。

2010年8月 5日 (木)

広田先生の講演会は終了しました。

 暑い中おいでいただいた皆様ご苦労様でした。特に東京からわざわざ私たちのためにお越しいただいた講師の広田先生、大変お疲れ様でした。講演筆記録の閲覧をご希望の方は宮城ネットまでご連絡下さい。

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2010年6月 1日 (火)

平和労組会議 総会 & 国労「JR不採用事件」解決報告集会

 5/31(月)午後4時から平和労組会議総会と、引き続いて6時15分から「JR不採用事件」解決報告集会がハーネル仙台で開催されました。
 前者において、前年度活動報告、決算、今年度活動方針、予算案が審議されそれぞれ承認されました。
 6時15分から会場を変えて「JR不採用事件」解決報告集会が開催され多くの労働者が駆けつける中、国鉄からJRに移行する際に不採用となった人たちに対する解決案の提示までの経緯と今後の問題点が報告されました。

 闘争団挨拶の中でTさんが「非正規労働・パート労働が当たり前のこの時代に、子ども達の世代の大変さを思うと暗澹となる。組合の力、組織の力が社会のつながりを生んでいく。この力を通じなければ世の中は改善されない。」という趣旨の発言をされていました。大いに感銘を受けた言葉でした。
 皆さん23年もの間、大変お疲れ様でした。また、今後のご活躍を期待いたします。

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