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2014年6月10日 (火)

宮城ネット、宮城県教委にセンター入試気仙沼会場の維持を要請。

 大学入試センターは岩手・宮城の沿岸部に設置されたセンター入試会場の縮小を計画中であるという情報を入手しました。
 既に岩手県では岩手県教委に対し岩手高教組が申し入れを行い釜石会場の維持に向けて要請を働きかけています。
我が宮城県でも震災後に設置された気仙沼会場の合理化案が噂されており、現地気仙沼でも 心配する動きがありました。
 これに対し宮城ネットは6月4日に高校教育課と話し合いを行い、文科省に対して会場維持の要請を行うように申し入れを行いました。

2014年3月23日 (日)

「憲法を破壊する集団的自衛権行使反対! 戦争をさせない1000人委員会出発集会」が開催

3月20日、東京・日比谷野外音楽堂で、「憲法を破壊する集団的自衛権行使反対! 戦争をさせない1000人委員会出発集会」が開催されました。悪天候の中でしたが、4000人の参加者で集会は成功裏に終了しました。
宮城ネットは戦争に反対する教職員組合の立場からこの集会に3人の参加で結集しました。危険な戦争への道を阻み若者が希望を持てる世界を残しましょう!

1000人委員会のページはこちらです。

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2014年1月21日 (火)

県教委と交渉を行いました。

本日、16時より県庁において県教委と交渉を行いました。
昨年12月20日に宮城ネットより提出した要求書に対して、教職員課長から説明を受け質疑応答がありました。

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要求書は次の通りです。


宮城県教育委員会 教育長 高橋 仁殿

 

宮城高校教育ネットワークユニオン 代表 高島 邦俊

 

要望書

 

 日頃より日本教職員組合及び宮城高校教育ネットワークユニオンの運動へのご理解に敬意を表します。さて、宮城県の高等学校・特別支援学校の教育環境を向上させる観点から、以下の点につきまして質問と改善の要望を提出いたしますのでご検討を御願いします。

 

1.教職員の人事異動について

 1)今年度の宮城県教職員の人事異動にあっては教職員本人の事情を勘案し弾力的に運用を行うこと。

2.多忙化解消と教職員の健康管理について

 1)年休の完全取得を促進するために現場の管理職に対して指導を徹底すること。

 2)年休の完全取得を促進するために年休の取得期間を9月開始の1カ年とすること。

 3)多忙化の解消と経費の削減をはかるため、悉皆研修の削減・不要不急の会議の削減を実施すること。

 4)週休の確保をはかるため、高体連・高野連・高文連に対して公式戦・練習試合等の適正化について指導を行うこと。

 5)震災による教職員の健康被害、特に精神的疾患による休職者数の増加を踏まえ十分な加配や代替職員の配置を行うこと。

 6)現在行われている教職員の勤務時間調査を徹底し、勤務時間の実態を動的に把握し勤務時間の縮減につなげること。

 7)周年行事等の準備・実施に当たっては、教育現場の多忙化と教育活動への影響を最小限に抑えるために各学校への所要の指導を行うこと。

3.土曜授業について

1)土曜授業について、学校教育法施行規則の改正をふまえて教育委員会としてどのような対応を考えているか明らかにされたい。仮に土曜授業を実施する場合には、教職員の勤務と勤務時間のあり方という勤務条件の大きな変更を伴うものであることから、事前に職員団体と交渉・協議を行う必要があることを確認していただきたい。

2)教育課程内の土曜授業は、子どもたちの土曜日の活動・過ごし方を制約するものであることから、完全学校週5日制の意義をふまえ、生徒が主体的に様々な体験・経験が得られるための地域が行う事業の推進をはかること。

 3)土曜授業によって土日の出勤が必要になった場合の代休は振替の期間を延長するなど十分な対応を取ること。

4.臨時任用等の教職員に関わる問題について

1)教員定数内の臨時的任用職員を無くし、正規職員で充足するよう努力すること。

2)労基法第15条の定めにある通り、募集・任用にあたっては、給与・勤務条件を明示した書面を交付すること。

3)健保関係の複雑な仕組みについては懇切な説明を行うこと。

2014年1月12日 (日)

『ブラック企業と青年の貧困問題』講演会&パネルディスカッション好評のうちに終了しました。

 毎年行われている高校・義務制を横断する対話集会「教育フォーラムin宮城」で今年は青年の貧困問題で気を吐く大内さん・NPO法人POSSEのメンバーに現状とこれからの展望を語っていただきました。

 第1部として中京大学の大内裕和先生に「奨学金」問題について講演をしていただきました。現在の「奨学金」は利息を付けて返さなければならない借金であり、これが社会に出てからの若者を経済的に追い詰めている現状が話されました。

 続いてパネデに移り、労働相談・労働教育の充実を訴えるNPO法人POSSEの一橋大学院生渡邊さんに登壇いただき、ブラック企業の問題点が若者を食い物にする点で奨学金と同根であることを明らかにしてもらいました。市民が多数参加しての良いディスカッションであったと思います。

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2013年3月23日 (土)

原発のない福島を! 県民大集会に参加

本日3/23(土)福島市あづま総合体育館で開催された標記集会に行ってきました。

11時から始まったアトラクションは福島各地の民俗芸能が次々と上演されました。場内では福島各地の産品が販売されており、あちこちで焼きそばなどをほおばる人もいました。

13時から集会開始。主催者・呼びかけ人のあいさつの後、連帯のあいさつとして鎌田慧さんが大江健三郎さんの代理で挨拶。
県民からの訴えとしてJAの理事や漁協理事の農水産関係者。森林組合の人や高校生平和大使の福島県立小高工業高校の卒業生、旅館業組合の理事長や県外避難中の方など多くの人から「原発いらない!」の訴えがありました。

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会場の
あづま総合体育館

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7000人を集めた会場の熱気


2012年11月 4日 (日)

第77回 教育祭

0月28日、大坂城公園内教育塔前で第77回教育祭が開催されました。

1934年9月、関西地方を襲った室戸台風で多くの子どもたちや教職員が犠牲になりました。教育祭は彼らを追悼するために始められたものです。以来、学業半ばでなくなった子どもたちや、不慮の事故や病気などでなくなった教職員を追悼するために10月末の日曜日に開催されてきました。

今回の合葬者は52名、そのうち震災で亡くなった38名が特別合葬されました。

主催者を代表して加藤良輔日教組委員長は、まず災害に遭われた方々にお悔やみと哀悼の詞を述べるとともに、「震災教育、防災教育だけでなく減災教育、放射能に対する学習をすすめ、『自ら考え、自ら判断し、自らの生命は自らが守る』教育の徹底をはかっていかなければならない」と私たちの課題を明らかにして追悼の詞としました。

その後大阪府知事、大阪市長、教育長、日P連会長などの追悼の詞があり、被災地を代表して同級生の親友二人をなくした岩沼市立玉浦中学校の小野寺さんが送ることばを述べました。津波にのみ込まれて亡くなった教え子のことが想い起こされ涙があふれてしまいました。

降りしきる雨の中、高槻の中学と奈良の高校生による追悼の合奏で式典は終了しました。

記念撮影のあと、教育塔内に入りました。これまで合葬された27000名余に今回新たに合葬された52名の名前が加わりました。(T.S)

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2012年7月25日 (水)

7.16さようなら原発10万人集会に参加!

 7月16日(月)、標記の集会に宮城ネットは4名の参加者を派遣し日教組とともに「脱原発」を訴えてきました。

 この日は朝から強い日差しで30度以上の最高気温が予想されましたが、原宿駅前にはどこからともなく多くの参加者が続々と詰めかけ、11時にはもう一杯で身動きの取れないほど。

 会場案内図をもらって集合場所の野外音楽堂前に移動しましたが、どんどん人が詰めかけ大変な人出になっています。ステージでは「制服向上委員会」や「原子力戦隊スイシンジャー」ショーなどが始まっていました。

 全体集会が始まると、大江健三郎さん、瀬戸内寂聴さん、広瀬隆さん、澤地久枝さんなどが原発再稼働の非に警鐘を鳴らしました。

 この集会には全国から17万人の参加者が駆けつけ、会場の代々木公園一帯は再稼働反対を叫ぶ大きな声に包まれました。特筆すべきはそこに集まってきた人びとの多様さです。日本人だけでなく外国人のすがたも、そして子ども連れや老人グループ、学生や主婦、会社員など従来のこの種の運動とは違った参加者の姿が多かったことです。

 明らかに反原発運動は従来とは質の違ったものに変化を遂げつつあります。誰もが皆生命や種の危機を直観的に感じ取っています。

 集会後、3つの集団に分かれてデモ行進が開始されましたが、1時30分から始まったデモは3時を過ぎても出発の順番が回ってきません。それほど多くの人がこの会場に集まっていたのです。4時頃ようやく公園を出私たちは渋谷を過ぎて恵比寿まで歩き通し5時に解散しました。沿道の多くの人が手を振るなど声援を送ってくれました。

 危険な原発の再稼働に反対するために、皆さんも私たちとともに頑張って参りましょう。

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宮城ネットと「兄弟組合」?の仲間です。

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野音のステージで呼びかける音楽評論家の湯川れい子さん。

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夏空の元翻るユニオンの幟

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渋谷を進むデモ隊

2012年5月16日 (水)

沖縄平和行進に参加しました。

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5月12日9時。晴天の中照屋寛徳衆院議員を先頭にスタートです。

米軍の巨大桟橋である天顔桟橋から16キロのコースです。

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ゴールは嘉手納基地を見下ろせる安保の丘です。

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行進終了後、高教組会館で日教組の交流会が200名参加して行われました。

オープニングは沖縄高教組組合員による伝統舞踊組踊です。

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5月13日は独自のフィールドワークです。

普天間基地、沖縄国際大、嘉手納基地を車窓から眺め読谷へ。

まずはチビチリガマ。なぜここで多くの集団死が起きたのか。

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シヌクガマではおよそ1000人が助かりました。

チビチリガマとはわずか300mの距離です。

真っ暗なガマにはいってきました。

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宮森小学校と仲良しの像。ガイドは沖教組山本委員長です。

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県民大会には3000人が結集しました。

このように宮城ネットでは毎年この時期に沖縄の平和行進に参加しています。
来年はあなたも沖縄に行って経験を深めてみませんか?

2012年2月 3日 (金)

第61次教育研究全国集会

第61次教育研究全国集会が富山市内で開催されました。

 宮城高校教育ネットワークユニオンからは福島先生がレポーターとして社会科教育の分科会に出席。震災を扱った授業実践に全国から注目が集まりました。

 レポートは朝日新聞等で取り上げられたのでご覧になった方もいらっしゃると思います。被災者の避難所となって大変だった職場を切り盛りし授業実践に活かしたレポートが出席者の共感を得たようです。

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2011年12月 4日 (日)

2011年 護憲集会参加報告

 第4分科会は140名を超える参加者で開催された。報告者の福島県教組書記長の角田さんは共に日教組運動を担う東北の仲間。「少し痩せたんじゃない」と挨拶をかわす。「そうでもないけど、みんな疲れている」。それはそうだろう。地震、津波そして原発震災に見まわれ、自分たちも被災者にもかかわらず、こども・学校を今後どうするのか。現場での対応、そして県教委・文科省への要請。その合間を縫って、福島の現状を訴えるために全国を駆け回る。やせないはずはない。髪もいぜんより白くなっている。

 彼は「放射能のない福島を返せ」と題し、東京電力の原発事故による苦悩する教育現場の状況を報告した。これまで何度か短い報告は聞いてはいたが、これほどまでの詳細な報告は初めてである。

 まず、原発事故による教育現場の大きな困難と危機的状況が述べられた。臨時休業を強いられた学校の問題。県内外に転校を余儀なくされた児童・生徒の問題。多くの教職員が元の学校に籍を置いたまま「兼務」という形で県内各地の学校に配置され、片道100㎞もの遠距離通勤を強いられる教員の問題。

 このような厳しい状況下での教組としての取り組みが報告された。子どもの安全・安心を守るために確実な放射線線量の提言を県教委・文科省へ要請し、子どもの生活圏における年間線量を1m㏜以下にめざすことを「除染の基本方針」に盛り込ませるなど徐々にではあるが要求・要請が実現しているという。また、子どもの心のケアも重大な問題であり、今後の長期的な健康診断と治療体制をどう築いていくかなど大きな課題も提起された。

 意見交流では15人が発言した。特に浪江の女性の「私は二度国家によって棄民にされた。 一度目は戦争で、二度目は原発で」という発言には心を打たれた。二度とこのような悲惨な状況を繰り返させないためにも、反戦平和と反原発の闘いを結合させた取り組みを強めていかなければならないということをあらためて教えていただいた。

 9月の明治公園での集会に引き続き大きな集会に参加させていただいた。私たちは福島から何を学ぶのか。それは人類と核は共存できないというであり、原発もいったん事故をおこせば取り返しのつかない被害をおよぼすということである。たかが電気のために大事に育てた馬や牛と別れる必要はない。たかが電気のためにかわいい犬や猫と別れる必要はない。たかが電気のために家や仕事を失う必要はない。たかが電気のためにふるさとや人の結びつきまで奪われる必要はない。すべての原発を廃炉に追い込むまで全力を尽くして闘わなければと意を新たにさせられた集会だった。

(N.S筆)