« 2024年2月 | メイン | 2024年10月 »
過去数年間、宮城ネットは宮城県教育委員会に対して「働き方改革の実現」について具体的要求をしてきたが、この2月議会において「R6年度当初予算案」の中に教育総務費・教育指導費・2.学力向上対策費・5.学力向上推進事業費として40,500,000円の採点事務デジタル化推進費を計上した。
これによって各県立学校に採点ソフトが導入され、各種考査・学力テスト・小テストに係る業務の省力化がはかられることになる。
働き方改革前進の小さな一歩であるが、まだまだ見落としている業務改善のタネはあるということ、そして粘り強く交渉することから実現への道が開けるということを確信出来る出来事であった。
第391回県議会参考資料「令和6年度各課別歳出予算概要」より
まず採用試験突破講座キックオフ会に参加しましょう!
採用試験突破講座キックオフ会とは新年度の採用試験に臨む学生・臨時採用教職員の皆さん向けに講座への参加登録と今後の講座のガイダンスを実施する会となります。
今回はそれに加えて教員の健全なワークライフバランスに必要不可欠な資産形成の説明会があります。まだ教員になってもいないのにと思う方もいるかも知れませんが、これからは年金だけでは十分な老後の資産形成が出来ない時代に入っていきます。そのために今回は東北労働金庫からフィナンシャルプランナーに来ていただき大事な話をさせていただきます。
あわせて労働金庫に口座を作るといろいろなお得なことがあるという話もしていただきます。是非おいで下さい。
日時:3月16日(土) 13:00~15:30
会場:宮城自治労会館 仙台市青葉区二日町7-23
学校の働き方改革で宮城ネットは県教委と交渉を行ってきました。その中で特に要求してきたことは、学校の定期考査、高校入試学力試験へのデジタル採点の導入です。
デジタル採点とは、答案用紙をスキャナーで画像に変換しディスプレイ上に細分化表示された回答欄を一括で採点していくシステムです。現時点では記号による選択問題の自動認識による点数化などが出来る機能を持っています。あらかじめ指定しておけば観点別に点数を振り分け画像上に印字が可能です。最終的に赤で○×と点数がその上に印字されて出力されます。
県教委は現在数校で導入を試行中ということでしたが、来年度から全校に導入されるというアナウンスがなされた模様です。このシステム導入による省力化への効果が高いことが試行により明らかになったと思われ、一気に導入が決定したかと推測します。
今後も皆さんの意見を参考に持続可能な学校の働き方改革に全力で取り組んでいきたいと思います。
宮城高校教育ネットワークユニオンは、連合宮城の協力をいただき、3月2日(土)に仙台市一番町で市民に向けた街頭宣伝活動を行いました。
この日は寒い風がビル街を吹き抜ける空模様となりましたが、昨日の雨も上がり多数の道行く人に日教組の緊急署名を呼びかけるチラシととともにティッシュペーパを配布しました。
連合宮城から出していただいた宣伝カーの演説台に代表の福島と事務局長の板橋が立って市民への呼びかけを行った後、仙台市議会議員のひぐちのりこさんと大沼えつこさんが弁士として運動の応援を行っていただきました。
市民からの反応も上々で、退職された女性の市民は運動に共感されその場でチラシ配布をお手伝いいただくなど多くの市民からの関心を集める結果となりました。
オンライン署名は継続中ですので是非この機会にご協力をお願いします。