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2014年10月26日 (日)

2014年 宮城県公務員給与勧告について

 今年の人事委員会勧告が10月16日になされました。その内容はこちらからみられます。宮城県人事委員会のページ

今年の給与改善は「月例給,期末・勤勉手当(ボーナス)の同時引上げは,平成19年以来7年ぶり」と委員会自身が特筆するほどの事態です。
内容ですが、
①職員給与が民間給与を下回るプラス較差1,084円(0.29%)を解消するため,給料表及び単身赴任手当(基礎額)の引上げを平成26年4月に遡及して改定
② 期末・勤勉手当(ボーナス)の引上げ改定(0.05月分)
③ 寒冷地手当の支給地域の改定,交通用具使用者に係る通勤手当の引上げ

ということになります。実際にどのくらいの給与になるかは給与表を各自の給与号俸に照らして確かめてください。
 その際に私たち高校教員が見るべき給与表はこちらのページ番号43「教育職給与表1」の1級か2級・特2級です。

 給料が上がったと喜ぶのはまだ早く、来年4月からは平均2%引き下げた新給与表に切り替わります。それがこちらのページ番号71に上がっている「別記第4」の「教育職給与表1」です。なぜ下げられるかというと「給与構造の総合的見直し」というやつで、とにかく公務員給与を何が何でも下げなければならないという発想での「見直し」のおかげです。

 取敢えず激変緩和のために3年間は現在の給与が据え置かれますので、これに引っかかる人は向こう3年間は昇給はありえないことになります。そして3年後、3か年分の号俸アップ(普通で12号昇給)を念頭に「別記第4」新給与表でいくら給与が出るのか確認してみてくださいね。愕然としますから。

 宮城ネットでは県の総務部人事課からこの勧告を「完全実施する」という提案を受けています。今後の交渉になりますのでご意見をお寄せください。

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