「査定昇給制度」
査定昇給制度の導入は、当面、事務・栄養・現業・管理職にのみということで管理職以外の教員に対しては来年度は適用せずということになりました。
県当局の思惑としてはもう手をつけないということであろうはずもなく、当然今後の実施に向けて準備をしていることと思われます。また、実質的に事務・栄養・現業・管理職と一般教諭との間が分断される結果となったのは残念な結果であり、こういった学校現場での給与制度の矛盾が教育活動に影響を来たさないよう十分な配慮が県当局には求められねばなりません。
私たちはこの制度が導入されるにしても、査定そのものの合理性・公平性をどのように確保していくかという観点を忘れることなく、査定の主体になる管理職に更なる責任感と緊張感そして倫理観の向上を要求していく必要があります。
実質的に知事部局では実施されており、今回は教育庁所管の事務・栄養・現業・管理職での実施が決まりました。一般教員のみがそこから自由であるべきだという主張は通りにくくなっていることも事実です。これから1年かけてこの制度の問題点を見極めていこうと思います。