第77回 教育祭
0月28日、大坂城公園内教育塔前で第77回教育祭が開催されました。
1934年9月、関西地方を襲った室戸台風で多くの子どもたちや教職員が犠牲になりました。教育祭は彼らを追悼するために始められたものです。以来、学業半ばでなくなった子どもたちや、不慮の事故や病気などでなくなった教職員を追悼するために10月末の日曜日に開催されてきました。
今回の合葬者は52名、そのうち震災で亡くなった38名が特別合葬されました。
主催者を代表して加藤良輔日教組委員長は、まず災害に遭われた方々にお悔やみと哀悼の詞を述べるとともに、「震災教育、防災教育だけでなく減災教育、放射能に対する学習をすすめ、『自ら考え、自ら判断し、自らの生命は自らが守る』教育の徹底をはかっていかなければならない」と私たちの課題を明らかにして追悼の詞としました。
その後大阪府知事、大阪市長、教育長、日P連会長などの追悼の詞があり、被災地を代表して同級生の親友二人をなくした岩沼市立玉浦中学校の小野寺さんが送ることばを述べました。津波にのみ込まれて亡くなった教え子のことが想い起こされ涙があふれてしまいました。
降りしきる雨の中、高槻の中学と奈良の高校生による追悼の合奏で式典は終了しました。
記念撮影のあと、教育塔内に入りました。これまで合葬された27000名余に今回新たに合葬された52名の名前が加わりました。(T.S)
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